正直、最初は「誰が誰かわかるんかなぁ」「話題とか、かみ合って盛り上がれるのかなぁ」と少し不安な気持ちで向かった、小学校卒業以来ぶりの同窓会。
みんな当時の面影があって、会った瞬間に「あっ、○○や!」ってなった。
...まぁ、一人だけ「なにがあったんや」ってくらい激変してるヤツおったけど...

席につけば、一瞬で小学生時代に逆戻り。
36年分しゃべって、笑って、「そんな事あったなぁ」を何回言うたやろ。

担任の杉山先生は御年81歳。
それでもビール、ハイボール、日本酒、なんでもオーケー。むちゃくちゃ元気。
先生の笑顔見てたら、「あぁ、この人のクラスやったなぁ」と、なんか妙に納得した夜でした。

そして、先生が今でもハッキリ覚えていたのが、卒業式の日の話。

「的場くんねぇ、卒業式で一人ずつ将来の夢を発表した時、“米屋になりたい”って言ったのよ」

先生いわく、予行演習までは照れ隠しでふざけた夢ばかり言っていたのに、本番で初めて素直に本音を語ってくれたらしい。先生はそれが嬉しくて、今でも覚えているのだとか。

...いや、オレ絶対言うてへんねんけど...
当時の的場少年は、将来のことなんか何も考えてない。たしか無難に「警察官になりたいです」とか言うたはず。

まぁでも、81歳になった先生が嬉しそうに語ってくれる”美しい思い出”を、今さら「いや、それ僕ちゃいますわ」と否定するほど野暮でもない。
これからは、幼いころからの夢をかなえた男・的場義幸という設定で生きていこうと思います。